6月10日(火)木部暢子先生を迎えて
- 企業研修
今期3回目の『第一線で活躍する人から学ぶ講座』では、国立国語研究所で副所長も務めていらっしゃる木部暢子先生をお迎えしました。
東京、鹿児島、富山、広島など、各地の方言のアクセントやイントネーションの特徴について解説いただきました。
WH-Question、いつ、どこで、誰が、何を、で始まる質問では一般的に語尾は下降し、Yes/No-Questionでは語尾が上昇します。
しかしながら、鹿児島ではWH-Questionでも語尾が下降するそうです。
お隣の熊本の人が鹿児島方言を聞いても、意味が分からないこともある、ということから、鹿児島方言は独自の進化を遂げてきているのだと理解しました。
一方、後半には「とびはね音調」にも触れられました。
「コレ、カワイクナイ?」を例題に、特に最近の若い女性の言い回しをご想像いただければ良いかと思います。
放送関係に携わっていると、日本語の乱れは気になるところではありますが、一方で、各地域の独特の方言は、それはそれで文化として大切にしていかなければならない、と感じた次第です。