人生初挑戦!コメディってなんだろう!? シニアタレントクラス発表会 | 日テレ学院

CLASS REPORT

人生初挑戦!コメディってなんだろう!? シニアタレントクラス発表会

2014年3月18日 タレントスクール:シニアタレントクラス

人生を重ねてきたからこそ、出来る演技がある。

さまざまな人生を見てきたからこそ、演じられる役がある。

3月18日(火)シニアタレントクラス発表会

 

 

日テレ学院のタレントスクールには「シニアタレントクラス」という、36歳から80歳までが入校可能なスクールがあることを、ご存知でしょうか?

 

仕事を持ちながら、家事に追われながらもレッスンに集まり、演技を通じ普段の自分とは全く違った姿を見せるために日々研鑽を重ねていく。その成果を見せる場が半年ごとに開催される「発表会」です。

3月14日(金)と18日(火)に日テレ学院内で開かれ、各クラスのレッスンの成果を披露しました。その中から今回は火曜日のS4クラスにちゅうもーく!

 

 

 

ほとんどのメンバーが初体験の「コント」

 

発表会の演目は「銀行強盗」。

銀行を舞台に、レッスン生が、行員、支店長、お客さん、そして強盗に扮し、ハチャメチャなスラップスティックコメディを演じます。

午後3時の閉店間際の銀行、お金を下ろしに来る女性、それに対応するベテラン女性行員と若い女性行員に支店長。そこにパンティストッキングを被った男が……!

 

さっきまで、穏やかな時間が流れていた、午後の銀行の空気が一転。大パニックに……というお話です。

 

本番一週間前の教室。

事件が起きて大慌ての銀行が舞台なので、スピード感のあるセリフのやりとりが、レッスン生には要求されます。これまで、シリアスな芝居は経験してきた人も、ドタバタ喜劇は初という人がほとんどです。

 

台本を渡されて、公演を迎えるまでは、およそ1ヶ月。全体の練習は4回ほど。

シニアタレントクラスということは、社会人の集まり。よって、いろいろな事情や予定などで参加できない人も。

でも、練習はしたい、しなきゃ……。

 

そう考えるレッスン生のために、いわゆる「自主トレ」の場を設けて、各自が集まって練習。普段のレッスン以外にも、よりよい芝居をするためにこうした場所を作ることができるのも日テレ学院の魅力なのです。

 

 

 

 

本番 1時間半前

 

そして迎えた本番当日。上演1時間半前まで練習・練習。そして、同じシニアタレントクラスのS1クラスもこの日が公演。同じ世代の演技を見学します。

 

それが終わると、いよいよ自分たちの出番。

まずは、場当たり(動きや位置の確認)から。

どこから舞台に出るのか、出番までどこで待機するのか、ひとつひとつを慎重にチェックします。普段の教室、芝居で使う椅子や机もいつも置いてあるものですが、大事なセット(大道具)です。演出家である先生の指示はもちろんですが、メンバー同士でもしっかりチェックして、タイミングや感覚を覚えます。

 

そして、本番同様のリハーサルが行われます。

コントだけでなく、芝居には「間」が大事。しかも、次から次へいろんなことが起きる、銀行強盗事件。つまり、徹底的にテンポ感が重要となってくるんです。

 

テンポを求める講師の竹本先生。

もっと大きなリアクションで!もっとスピード感のある演技で。そして早いセリフを!

 

「銀行強盗相手だから、もっと慌てよう!」

「矢継ぎ早に、みんなでせりふを言うように!」先生の指示が飛びます。

 

しかし、テンポ感のある芝居でも、セリフが「流れて」しまってはダメ。聞きやすさは当然、重要です。初めて見るお客さんがいるということを意識してほしい・・・と先生はギリギリまで伝えます。

 

リハーサル中、一瞬、セリフを忘れる生徒さんも。そこをみんなでカヴァーしてあげることも。

一方で、台本にない、アドリブの動きで笑わせる役の方も。

 

「小さくまとまっちゃだめ!コントなんだから!やりすぎるくらいでいきましょう!」

直前に、スクール生みんなにアドバイスして、袖に下がり、本番を待ちます。

 

 

 

さぁ、本番!

 

客席には、他のシニアタレントクラス生やご家族・ご友人、関係者が座り、いよいよ本番。練習の成果が発揮される時です。

 

直前までの練習の結果はいかに。

開始早々に登場する、本格派の銀行強盗の迫真の演技に観客もびっくりするほど。そして、同世代のシニアクラスの観客が、思わず共感する場面も。

 

テンポよく進む芝居……銃を振り回す強盗。用意された1000万の現金……悲鳴、逃げ回る人々。そこにボケ・ツッコミの数々も。しかしコントは、突如として、涙のシーンに。そう、この物語にはただのコントだけではない、喜怒哀楽さまざまなシーンが織り込まれていたのです。全員が熱演、コントで動き回る分、教室内の温度も、いくぶんか上がったような気がします。

 

 

 


公演で学ぶこと、個性を知ること……そして次のステップへ

 

約20分におよぶ本番は無事終了。ひとりひとりの個性を生かしながらも、他の役者仲間をも支える、チームプレーが光る時間でした。

 

「これまでも、テレビCMや映画などにも出演する機会はあったが、映像の場合、シーンごとに撮影するので、セリフを覚えるのもそんなに大変なことはないけれど、舞台はちゃんとセリフを覚えて、しかもテンポよく演じるのは難しいですね。でも、みんなと一緒に演技が出来て、いい勉強になって楽しかったですよ」(銀行の支店長役・田中さん・59歳)

 

そして、指導の先生で、公演の演出、竹本先生は

 

「今回の公演は、生徒の皆さんにお芝居が楽しい! と思ってもらうことが一番のねらいです。コントって難しい分野なんですが、そこに挑戦して、みんなヒーヒー言いながらやってもらって、お客さんの反応を見てもらえればと思っています。間やテンポは、コントに限らず、どのジャンルでも使える、芝居には大事な要素です。担当クラスの講師として、クラス全員の個性を把握しているので、検証して次の課題を考えます。もちろん、次の授業では、きょうの公演の映像をみんなで見ますよ。ただみんな『見たくない』って言うでしょうけどね(笑)」

 

 

公演を終え、着替えを終えた生徒の皆さん。大きな声を出して、動き回ったあとなので、心地よい疲れに包まれています。「これから、反省会です」。皆さん仲良く学院を出て、打ち上げの場所に向かいました